SUPER ZOO 2017(スーパー・ズー2017)

 2018年7月24日から27日まで、ラスベガスの、Mandalay Bay Convention Centerで、SUPER ZOO (スーパー・ズー) が、開催されました。今回は、主催社の発表では、18000名の業界関係者(10057名のバイヤー)が参加。出展者は、1100社、紹介された、新商品は850品。

 今年の、SUPER ZOO(スーパー・ズー)では、昨年同様、近年のトレンドである「老犬、老猫用」のサプリメントとケア用品が非常に多くなっていました。医療の発達に伴い、ペットも長生きとなり、人間同様、高齢による内臓障害や、股関節障害が増えています。それを予防するサプリメントや、ケア用品が増加の傾向にあります。今年は、サプリメントにおいては、HEMPがトレンドとなっていました。その他、フードも、トリートも、サプリメントも、全てがナチュラル傾向です。今では、40%以上のペットフードが、100%ナチュラルとなっています。



 SUPER ZOO(スーパー・ズー)では、グルーミングコンテストが、毎日行われています。

 
 グルーミングコンテストで、きれいに、グルーミングされた犬や、職業犬と言われる犬たちが、会場を賑わせていました。今年は職業猫も会場にいました。


 いつも、人でいっぱのセクションは、商品コンテストが行われているNEW PRODUCTS SHOW CASEです。会場を、端から端まで回ったとしても、どうしても商品を見逃してしまいます。このセクションで、興味のある商品を選択し、その上で、会場を回ると非常に効率的です。また、出展者にとっては、新商品の紹介には、非常に良いスポットです。

 
 SUPER ZOO 2017(スーパー・ズー2017)には、爬虫類と、アクアリウムのセクションもあります。今、アメリカでは、小動物、爬虫類、アクアリウムが、じわじわと人気がでているようです。そのために、このセクションも、若干大きくなっているように感じました。



 
 2016年度のSUPER ZOO(スーパー・ズー)では、2ブースで、地味にご出展されていた日本のキャットフードメーカー、INABAが、今年は巨大ブースを出されていました。


 
 INABAのスティックタイプの液体フードが、アメリカの猫にも大人気で、まさしく、ボランディアのコメント(レビュー)により、一揆に広まった成功例です。猫が、そのスティックを必死に舐めている動画を、一般の方が投稿し、それにより、口コミで広まっているようです。デジタルマーケティング(動画)の力に、改めて感心致しました。

 今回、日本企業のKOWAが、インドのアユルヴェーダの、スキンケア商品で、初出店されていました。40%以上の犬猫が、皮膚障害を持っていると言われています。それを、ナチュラルで治療するというのが、今回、ご紹介されていた商品です。グリーマーには、非常に好評だったとのこと。


 アメリカのペット市場は、大型量販店の、PETSMARTと、PETCOが、ある意味、独占しているような状況です。特に、PETSMARTは、M&Aを頻繁に行っており、PETSMARTにM&Aされた後は、PETSMARTのみで販売されるために、永年出展していたブランドが、突然出展しなくなるようなことも起きているように思います。会場全体の様子です。


 来年度の、SUPER ZOO 2018(スーパー・ズー2018)は、2018年6月26日~28日まで、Mandalay Bay Convention Centerで開催されます。ご出展、ご視察にご興味がおありの方には、info@mcrossintl.comまでお問合せください。
 

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