SuperZoo 2010(スーパー・ズー 2010)



日時:2010年9月14日~16日
場所:Mandalay Bay Convention Center(マンダレイベイ・コンベンションセンター)、ラスベガス
出品物:犬、猫、魚、ハムスター、うさぎ、爬虫類関連のアパレル、食品、関連用品





会場を入ってすぐにIAMSのブースを発見。
さすがです。

全体概要
今年の出展者数は約700社。全米および世界41カ国より、9000名以上のペット関連業者が来場した。来場者の内訳は、23%がギフトショップ/ブティック、インターネット販売、スーパーマーケットなどの小売業者で、21%がグルーミング関連、20%がペットショップ、その他には製造業者、ディストリビューター、貿易会社などとなっている。発注率は非常に高く、来場者の89%とのこと。

経済不況の影響を受け、数々の展示会が縮小していく中で、この展示会は昨年と規模も変わらず、活気があった。大きなブースは、IAMS、EHEIM、Science Diet、Central Petなど大手フードメーカーが多かったが、他の展示会に比べると比較的2コマ~4コマを使用している企業が多かった。残念な事に、日系やアジア系の企業は数えられるほどしか出展しておらず、ペットのアパレルやギフト関連のみ。フードやスキンケア関連など需要の高い分野に関しては米系企業が強く、アジア系企業は参入できていない。やはり、ペット産業はアメリカがトップを走っていることを再認識させられた。

また、アメリカでは犬のトレーニングにも力を入れている。SuperZooでは犬もブースのスタッフの一員として、ブースアテンドしており、あれだけ沢山の人間が回りに居るにも関わらず、吠える事も無く、飼い主の傍で大人しくしているのには驚かされた。
一昔前までは、動物は外で飼われているという印象があったが、現在では家の中で人間と暮らすのが普通となっている。犬や猫を、まるで我が子のように扱う飼い主も多く、服や小物、備品(ハイチェアーなど)は人間のものと同じようにオシャレでハイエンドになっている。また、ナチュラルやエコはペット業界でも主流になっていて、専用のセクションもあった。SuperZooでも80%はリサイクルの資材(展示会の展示関連)を使用しているそうだ。
フードに関しては、ダイエット食品を数多く取り扱っているEHEIMの他にも沢山の企業がダイエット食品を販売していた。動物も人間と同様で肥満が問題になっているようだ。また、USDAの認証を得ているオーガニック食品も人気を集めていた。
会場の様子
皆様はビバリーヒルズにある「ロデオドライブ(Rodeo Drive)」をご存知だろうか?
高級ブランド店が立ち並ぶ、ファッショナブルでハイエンドの高級ショッピング街である。展示会場内にも発見!


ここのセクションで取り扱っている商品は、ペット用か人間用か判別できないぐらい高級感があり、ファッショナブル。主にアパレル関連や動物用の家具(ベッドやクッションなど)、また犬や猫を入れるためのバック等が中心に展示されていた。




その他にも、新商品のみを展示しているセクションがあった。1等賞、2等賞、3等賞と賞を貰っている商品もあった。このセクションに行けば、すぐに新商品も見つかり、気に入ったものがあればブース番号もチェックできるので、時間を有効に使えるだろう。目当ての新商品を見つけた後、ブースに行って1つ残念だったのが、こんなにも良い新商品があるのにブース内の展示方法により、埋もれて見つけづらくなっている事だ。ディスプレイの仕方をもう少し変えれば、もっと注目を引くと思う。

Bio-Pro Research LLCのマーケティング方法は目を引いた。キャリーに自社の商品名を入れて配っていた。これは最近、人気が出始めているらしい。商品サンプルやカタログを持ち帰る来場者にとってはとても便利なので、無料で貰えると分かれば、貰っていく人たちも沢山いる。大勢の来場者がキャリーを引いていれば嫌でも目に入るので、良い宣伝になると思う。

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